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電力各社は１０日、相次いで電気料金引き下げの時期や下げ幅を明らかにした。１０月に先行した東京電力に続き、来年１月に中部、東北、九州の３社が、来年４月には関西、北海道、中国、北陸の４社が値下げする。平均の下げ幅は４〜５％台となる見通し。
今回は料金原価を全社的に見直す本格改定で、０２年以来となる。来年４月の小売り自由化拡大を控え、新規参入業者に対抗できる料金設定を迫られていた。
下げ幅は東京が５．２１％だったが、来年１月実施組では中部が「５％台後半」、九州は「５％台半ば」、東北は「４％台」と表明。４月組は下げ幅を示していないが、同程度になるとみられる。
電力１０社の中で値下げの時期を表明していない四国、沖縄の２社も検討を急ぐ方針だ。(11/10 20:12)