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おれおれ詐欺に使われた金融機関の架空口座を開設・売買していたとして有印公文書偽造罪などに問われた東京都中野区、無職、川村佳悟被告（３６）らの裁判が８日、地裁会津若松支部であり、内田博久裁判長は川村被告に懲役４年（求刑・懲役５年）の実刑判決を言い渡した。また健康保険証を偽造するなどして同罪などに問われた埼玉県上尾市、同、北林直人被告（３４）には懲役３年（同４年）を言い渡した。
内田裁判長は「犯罪に使用されると予想しながら架空口座を大量生産し、不正を助長した。社会経済的秩序を蹂躙（じゅうりん）するもので、多くのおれおれ詐欺に使われ被害を発生させた刑事責任は重大」と述べた。
判決によると２人は共謀し、０３年５月下旬から６月上旬にかけて偽造した保険証を使って架空口座７件を開設したほか、同年１１月から０４年３月までに運転免許証や保険証７件を偽造した。架空口座は２００〜２３０に上り、販売で約４５００万円を売り上げ、北林被告は約１０００万円の報酬を得ていた。
昨年８月には猪苗代町の８０歳代の女性がこの架空口座を使ったおれおれ詐欺で被害にあった。【町田徳丈】
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/fukushima/news/20041109ddlk07040085000c.html