2004年11月08日(月) 21時54分
表示に偽りあり、さぬきうどん原料8割が豪州産と判明(読売新聞)
香川県産の小麦100%を使用したと表示して、JA香川県(遠山建治理事長)が販売していた「さぬきうどん」の原料の約80%が豪州産だったことが8日、県の調査でわかった。
委託を受けた同県内の製めん業者が成分を偽って製造していた。県は同日、「不当表示に当たる」として、日本農林規格(JAS)法と景品表示法に基づき、適正表示と再発防止を徹底するよう、JA香川県を指導した。
県などによると、豪州産が使われていたのは、JA香川県が2002年11月から今年9月まで扱ってきた半生うどん「大地」約20万袋(1袋2人前入り、計約4600万円相当)。
業者は「手間がかかるので、豪州産を主に使った」と説明しているという。
遠山理事長は「品質をチェックする体制はなく、法令順守の意識がまったくなかった」と陳謝。真鍋武紀知事は「食の安全と安心を確保するべき立場のJAが表示違反をしたことは消費者を裏切る行為で遺憾だ」と不快感を示した。
(読売新聞) - 11月8日21時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041108-00000213-yom-soci