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杏林大学医学部付属病院(東京都三鷹市)で10月、東京都世田谷区の女性(82)が腸の内視鏡検査を受けた後に死亡していたことが分かった。同病院は翌々日に医療ミスの可能性があるとして警視庁と東京都に届け出た。同庁は、内視鏡検査で直腸に穴があいて出血死した可能性があるとして業務上過失致死の疑いで調べている。
三鷹署の調べでは医師は10月6日、女性に直腸がんの疑いがあることから腸に内視鏡を入れて検査をした。その後、容体が急変したためエックス線検査をしたところ、腸に穴が開いている可能性が高いことが判明。5時間後に急性腹膜炎で死亡したという。司法解剖の結果、死因は直腸に穴が開いたことによる腹腔(ふくくう)内出血とみられる。
東京都への報告では、女性は意識がはっきりしない状態だったが、病院は家族から口頭で内視鏡検査の同意をとっていたとしている。
同大学は「過失があった」としているが、「遺族が公表を拒んでいる」として事実関係を公表していない。担当医は現在、自宅謹慎をしているという。
(11/08 20:03)