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新潟県中越地震の直後から、被災関係者を対象にした詐欺事件が相次いでいる。県警によると、「被災地で事故を起こした」などと偽ったオレオレ詐欺被害の届け出は未遂も含めて6件。義援金を装ったものや、住民が避難した後を狙った空き巣も出始めている。県警は、人々の善意や被災者の不安に乗じた悪質な手口に警戒を強めている。
県警によると、オレオレ詐欺被害は、10月27日に南魚沼市(旧大和町)の50代の男性に、「娘が被災地で事故を起こした」とウソをつき、300万円をだまし取る事件があった。
また、同日、魚沼市(旧湯之谷村)の女性宅にも同じ手口の電話があり、県警は、連絡先の電話番号が同じことから同一グループによる犯行の可能性があるとみている。
また、義援金に絡んでは、40歳前後の男女が10月30日、同県見附市の男性宅を訪ね、「震災で困っている人のため、最低2000円のカンパをしてください」と求めた。新潟市でも、市職員を装った男2人が寄付金名目で金を要求。市はホームページなどに「職員が現金を要求することはない」と注意文を掲載した。
県警によると、住民が避難した家を狙った空き巣事件が2件あったほか、村民の大半が避難した山古志村では現金自動出入機(ATM)が荒らされる被害も起きている。
(11/07 21:08)