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毎日新聞社の子会社で旅行業の「毎日企画サービス」(本社・東京都千代田区)から、同社が企画した三つのツアーの参加者計129人分の住所氏名やパスポート番号などの顧客データが外部に流出していたことが分かった。朝日新聞社にデータを印字した資料が匿名で寄せられ、毎日企画サービスが内部文書と認めた。同社は「原因究明のため、社内調査を早急に進めるとともに、お客様におわびしたい」と話している。
流出したのは、02年3月から04年8月にかけての三つのツアーに参加した計129人分のデータ。流出資料には電話番号や生年月日、パスポートの番号が明記されているほか、書の愛好者とみられる人たちが参加したツアーには顧客情報として雅号が記されているケースもあった。
毎日企画サービスによると、流出したのは本社の営業部門が管理する団体旅行客一覧の一部。データベース化され、アクセスするには限られた社員しか知らないパスワードが必要という。
データが流出した顧客には、同社が直接連絡を取って、説明と謝罪をする方針。同社の四之宮利人総務部長は「社内調査の結果次第で、警察に被害届を出すかどうか決めたい」と話している。
同社は73年の創業。毎日新聞社は同社の4割近い株を保有する最大株主で、主な取引先の一つ。
(11/06 06:17)