2004年11月06日(土) 16時32分
美顔器や化粧品、知的障害者に不当販売 「ルイズヨコハマ」に是正指示 /神奈川(毎日新聞)
◇知的障害者に「アンケ」と声かけ
美顔器や化粧品などの販売のため、知的障害者らに不当なキャッチセールスをしたとして県は5日、販売会社の「ルイズヨコハマ」(横浜市西区岡野、石田克明代表)に特定商取引法に基づく是正指示を出した。
県によると、同社の女性販売員は昨年4月、横浜市西区の路上で、知的障害のある20歳代の男性に「アンケートに答えてほしい」などと声をかけて喫茶店に誘った。同法は会社名や商品名を告げるよう定めているが、販売員は告げずに話を進め、美顔器や化粧品など約30万円分を分割払いで買う契約をさせた。
分割払いに使う信販会社との契約書には、男性の年収を偽って200万円と書かせた。実際は150万円以下だった。その後、男性が解約を申し入れると同社は「できない。法律だから」とうそをついて断った。
県と市町村には同様の相談が昨年度17件、今年度4件寄せられた。昨年度の7件を県が調査すると、被害額は30万〜80万円だった。7件中3件で知的障害者が被害に遭い、県は「障害者を狙った可能性がある」と話している。【高木昭午】
11月6日朝刊
(毎日新聞) - 11月6日16時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041106-00000030-mailo-l14