2004年11月05日(金) 00時00分

ドコモ　システム不具合で長期契約分 ポイント２倍『半分返して』 （東京新聞）

　携帯電話最大手のＮＴＴドコモが九月分の利用料金を請求した際、長期契約者に対して本来の二倍のボーナスポイントを与えてしまい、半分を差し引く措置を取ることが四日分かった。

　問題のポイントは、同社の携帯電話を九月時点で六年以上利用している長期契約者向けの「サンクスポイント」。実際に与えられるのは五百ポイントだったが、コンピューターシステムの不具合により、対象者全員に千ポイントを与えてしまった。

　九月分の利用料請求書にポイント付与を記入し、十月中旬に発送した後、社内で気付いたという。ポイントは携帯電話端末の機種変更などの際、一ポイントを一円に換算して利用できる。同社は十一月十日、対象者のポイントから五百ポイントを差し引く措置を取るが、十月にポイントを利用して五百ポイント以上残っていない場合は差し引かない。

　対象者には今月一日付で訂正とおわびのはがきを発送したが、人数は明らかにしていない。九月末現在、同社の携帯電話契約者は四千六百八十八万人。同社広報部は「お客さまにご迷惑をかけて申し訳ない。今後はこうしたことがないよう注意する」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20041105/mng_____kei_____003.shtml