2004年11月04日(木) 03時21分
日赤幹部かたり“義援金詐欺”北海道などで依頼はがき(読売新聞)
新潟県中越地震の被災地支援に便乗し、実在しない日本赤十字社幹部の名前をかたって、指定口座に義援金を振り込ませる詐欺行為が全国で出始めている。
日赤によると、「新潟県中越地震の被災者支援のため」として、指定口座に義援金を振り込むよう依頼するはがきが、北海道や宮崎、鹿児島県で計10通確認された。
いずれも個人あてで、はがきに記載された指定口座の名義は「日本赤十字社・東京本部 災害対策本部長」などと名前も記してあるが、このような部署や人物は実在しないという。警視庁を通じて連絡を受けた銀行が指定口座を閉鎖。口座に入金はなかった。
一方、千葉県では、募集団体名を明らかにせず、義援金の振込先の口座番号だけを記したチラシが住宅の郵便受けなどに投げ込まれる事例も報告されている。日赤では「個人に対してはがきで義援金を依頼したり、訪問して義援金を募ることはない」と注意を呼びかけている。
(読売新聞) - 11月4日3時21分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041103-00000314-yom-soci