2004年11月03日(水) 01時04分
震災被災地に悪質業者、だまされないようご注意(読売新聞)
新潟県中越地震の震災被害に便乗し、法外な料金を請求する悪質な業者が被災地に入り込んでいる。新潟県警や県消費生活センターでは「安易に契約を結ばず、契約内容を十分に確認してほしい」と注意を呼びかけている。
長岡署によると、震災が発生してから2、3日後、長岡市で「奈良県から来た」と名乗る男が、屋根修理とみせかけながらブルーシートをかけるだけで5万円を請求、被災者は1万円を支払ったという。また、簡易トイレの設置業者を名乗る者が同市内の避難所に現れ、市の災害対策本部を通さずに避難所の責任者に簡易トイレの設置をあっせんする事例もあった。あたかも無料で行うサービスのように近付く業者が後を絶たないという。
同センターは、対策として〈1〉複数の業者から見積もりを取って適正な価格を判断する〈2〉契約書は必ず受け取り保管する——ことを訴えている。悪質商法に関する相談は、同センター被災者専用窓口025・281・5515。受け付けは日曜を除く午前9時—午後6時。
(読売新聞) - 11月3日1時4分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041102-00000214-yom-soci