2004年11月02日(火) 18時03分
台風23号の被災地を支援 県警と県の「安全対策班」が始動−−洲本 /淡路(毎日新聞)
◇不法投棄、悪徳商法に注意−−お年寄りよろず相談
台風23号の被災地の住民生活などを支援しようと、県警生活安全部と県環境整備課でつくる「地域安全対策班」が1日、大きな浸水被害を受けた洲本市内で活動を始めた。7日までメンバーが順次交代しながら、計3班がごみの不法投棄や詐欺など悪徳商法の防止、避難所での相談などを行う。
この日、県警生活安全企画課の岡田福夫課長補佐ら警察官2人と県環境整備課の職員2人の計4人で編成する環境パトロール班が車で市内を巡回して不法投棄などが行われていないか目を光らせた。
また、県警生活安全企画課ストーカー対策室の一井奈美子巡査部長と少年課職員の平岡美佳・臨床心理士の女性2人の防犯対策班は市内の避難所を巡回訪問。お年寄りらから被害当時の模様を聞いたり、被災者を対象にした詐欺まがいの悪質商法に気を付けるよう注意を促し、生活などの相談に応じた。
岡田課長補佐は「市内をパトロールしたが、きょうは違法にごみが捨てられているようなことはなかった」と言い、平岡さんは「避難所生活でストレスがたまっているので、お年寄りらの話を聞いてあげることで、少しでもイライラした気持ちが軽減されれば」と話していた。【登口修】
11月2日朝刊
(毎日新聞) - 11月2日18時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041102-00000302-mailo-l28