2004年11月01日(月) 03時12分
「おれおれ詐欺」防止、口座の不正売買に罰金…自民案(読売新聞)
身内を装って高齢者から現金をだまし取る「おれおれ詐欺」を防止するため、自民党が今の臨時国会に議員立法で提出する預金口座の「本人確認法」改正案の内容が31日、明らかになった。
他人名義の口座への振り込みを防ぐため、預金口座の不正売買に対して50万円以下の罰金を科す。
今の本人確認法は口座開設の際の本人確認を義務づけているが、改正案ではこれに加えて〈1〉他人になりすまして預貯金の入出金をするために通帳やカードを譲り受ける〈2〉相手が他人になりすまそうとしていることを知りながら通帳などを譲り渡す〈3〉正当な理由なく通帳などを売買する——行為を禁じ、違反者に50万円以下の罰金を科す。
これらを業務とした場合は2年以下の懲役か300万円以下の罰金、または両方を科す。こうした行為を広告などで勧誘する行為も50万円以下の罰金とする。
(読売新聞) - 11月1日3時12分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041101-00000201-yom-bus_all