2004年11月01日(月) 12時28分
元幹部に懲役5年求刑 五菱会のヤミ金融事件(共同通信)
指定暴力団山口組系五菱会(現在は二代目美尾組)のヤミ金融事件で、不法収益をマネーロンダリング(資金洗浄)したとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等の隠匿)と出資法違反の罪に問われたヤミ金グループ元幹部松崎敏和被告(35)の論告求刑公判が1日、東京地裁で開かれ、検察側は懲役5年、罰金2000万円、追徴金13億2600万円を求刑した。
論告で検察側は「社会的弱者から過酷な方法で取り立てて蓄財し、悪質だ」と述べた。弁護側は寛大な刑を求め結審。判決は12月16日に言い渡される。
起訴状によると、松崎被告はクレディ・スイス(CS)香港の元行員道伝篤被告(41)=公判中=らとヤミ金融の利益などの隠匿を計画。2001年2月から02年4月にかけて約13億2600万円分の割引金融債を購入した上、昨年5月に日本証券代行(東京)などを介して現金化し、CS香港に設けた口座に入金させて隠した。
(共同通信) - 11月1日12時28分更新
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