2004年10月29日(金) 00時00分
東海北陸道 対面通行遠く(朝日新聞・)
対面通行 解消遠く 東海北陸道 4車線化進まず 郡上市の東海北陸自動車道で7月に7人が死亡した正面衝突事故は28日、死亡したトラックの運転手らが書類送検され、刑事事件としては一区切りがついた。だが、事故で浮き彫りになった高速道路での対面通行の危険性は、根本的解決にはほど遠いままだ。日本道路公団は安全対策の緊急工事を行ったものの、対面通行解消の見通しは立っていない。
事故を受けて同公団は今月上旬、片側1車線の対面通行になっている美並インターチェンジ(IC)〜飛騨清見IC間で緊急工事を行った。トンネルの出入り口付近に速度への注意を促すイラスト入りの標識を設置し、道路中央に立つウレタン製のポールも数を増やし、中央線の脇に凹凸も設けて対向車線へのはみだしに注意を促すようにした。
しかし、正面衝突を根本的に防ぐ4車線化は、なかなか進まないのが現状だ。
現在4車線化されているのは一宮ジャンクション(JCT)から美濃ICまで。美濃IC〜瓢(ふくべ)ケ岳パーキングエリア(PA)間と、白鳥ICの南側2・1キロの2区間は12月4日に4車線化するが、他の区間では手つかずの部分も多い。
同公団は「全線の4車線化を進めていきたい」としているものの、実現の見通しはまったく立っていない。
(10/29)
http://mytown.asahi.com/gifu/news02.asp?kiji=3789
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