2004年10月29日(金) 19時10分
9月はスパムとウイルスのデュエットの月(japan.internet.com)
9月にはスパム発生が急減する日が多数あったが、これは防御技術が向上したわけではなく、自然の力によるものだった。FrontBridge Technologies によると、3つのハリケーンの影響で、数日間スパムが「大幅に減少」した。
ハリケーン「フランシス」に襲われた翌日、スパムは89%から82%と7%減少。ハリケーン「アイバン」後は7%、ハリケーン「ジーン」後は6%、それぞれ減少した。
しかしハリケーンは、スパムを一時的には減少させたものの、その流行を吹き飛ばすほどの力はなかった。Frontbridge によると、9月のスパム発生率は月間平均85%で、8月から3%上昇した。9月12日には、過去最高の91%を記録した。
「世界で最も有名なスパム業者の大部分がフロリダ州在住であることは知られている」と、FrontBridge のスポークスマン Jeremiah Glodoveza 氏は ClickZ に語った。州全体が停電になり、スパム業者が大量のスパムを送信しにくくなったのだ。
「しかし、スパム業者が失われた時間と金を取り戻すにつれ、スパムはすぐに大幅に増加している」と Glodoveza 氏は付け加えた。
ロシアの警備会社 Kaspersky Labs のデータによると、2004年9月は、今年になって作られたウイルスのみがウイルスリストの上位20を独占した初めての月、といういかがわしい名声を獲得した。(かつて流行した Swen やSobig.f など)これまで居座っていた2004年以前に作られたウイルスおよび破壊工作ソフトは、今回リストから消えた。Kaspersky リストの上位20ウイルスの80%は、Bagle、
Netsky 、Netsky、Mydoom のたった3種のウイルスだ。
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