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◇常に監視出来ず被害頻発
名張市の市政情報閲覧用に設置されているパソコンが、アダルトサイトの閲覧に使われたり、アダルトサイトの画面のまま放置される被害が頻発している。同市は、有害ページの閲覧を制限するなどの対策に乗り出したが、操作に詳しいパソコン利用者に次々に破られ、頭を抱えている。
市情報政策室によると、市はパソコンを市役所ロビーや公民館などに計19台設置している。市政情報のほか、広く生活情報も入手してもらおうと、一般のページも閲覧出来るのが特徴だ。このため、有害ページのすべてを閲覧出来ないように排除するのは不可能で、一部は閲覧出来てしまうという。
一部の市民はこの仕組みを悪用し、行政機関以外のサイトを経由するなどして、有害ページにたどり着く。使用後も、有害画面を残したままにしたり、有害ページに簡単にアクセス出来るようホームページアドレスを「登録」する者まで登場。数年前には、パソコンのOS(基本ソフト)が壊されたこともあったという。
市情報政策室は、朝にパソコンを起動する際、正規画面に回復する設定を導入したり、公民館などから連絡があればすぐ駆け付けている。だが、職員が常にパソコン画面を監視することは出来ないため、被害は一向になくならないという。市情報政策室は「最後は使う市民のモラルに頼るしかない」と話している。【熊谷豪】
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/mie/news/20041028ddlk24040758000c.html