2004年10月28日(木) 00時00分
県「業者名」HPで公表 急増の架空請求(朝日新聞・)
身に覚えのないインターネットの情報料などをはがきなどで請求される「架空請求」が県内で急増していることを受け、県は、請求に使われた業者名やはがきの文面をインターネットで公表し始めた。都道府県では9番目。インターネットに不慣れな人に対しては、県消費生活センターが発行する広報誌に掲載することも検討している。
今回公表したのは、法務省特殊法人 東日本債権総合管理局▽全日本債権管理協会▽法務省許可特殊法人 東日本債権管理センター▽社団法人 ELファンド▽法務省認可特殊法人 新日本債権管理局−−の5業者。
県消費生活センターと四つの分室への架空請求の相談件数は、03年度が1万1834件で、02年度の1439件の約8倍あった。今年4〜9月は6559件で、前年同期の5494件をすでに上回っている。
同センターによると、最近は、未払い金を請求する訴訟を起こしたと偽り、出廷日などを記載したはがきを送る手口が増えているという。
「電子消費料金未納分の最終通知書」と書かれたはがきを受け取った女性は、記載されていた電話番号にかけたところ、「未納分は数千円だが、訴訟取り下げに金がかかる」と言われ、約40万円をだまし取られた。
同センターに相談した人のうち、今年4月以降に金を払ったのは7人で計約221万円。県は被害が続いていることから業者名の公表を決めた。
基準は、同センターに寄せられた相談のうち、はがきに明記されている事業者の所在地の住所自体が存在しない▽事業者が法人名であるが、法人登記をしていない、などとした。
ホームページは(http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/seikan/syose/)。
(10/28)
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=8159
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