2004年10月27日(水) 00時00分

購買食品で食中毒？東大阪市立日新高校（朝日新聞・）

　　２６日、東大阪市日下町の市立日新高校で、生徒１９人が下痢や腹痛などの食中毒症状を発症した。同市教委によると全員が病院で治療を受けたが軽症で、点滴や投薬でほぼ回復し、帰宅したという。市教委は、校内の購買部で販売されたパンやおにぎりが原因とみて、当分の間、購買部の食品販売を中止する。

　　発症したのは購買部のパンやおにぎりを食べた生徒、教師計７９人のうち生徒１９人。市教委が調べたところ、消費期限が１９〜２３日で切れていた。

　　購買部では午前９時半ごろからパン、おにぎりを販売したが、同１１時４５分ごろ、生徒から「消費期限切れだ」と指摘があり、校内放送で「食べないように」と呼びかけたが間に合わなかったという。

　　市教委によると、納入業者がパンやおにぎりを購買部に届けたのは１９日午前７時ごろ。ところが購買部は中間テスト中の１９日から２５日まで休業で、販売を請け負う業者が出勤せず放置され、２６日に納品されたばかりと思って販売したらしい。一方、納入業者は２６日まで休業だと認識していたといい、この朝は食品を納品していなかった。

　　市教委では「納品の方法など業者任せだった。納品システムの見直しなどを検討する」と話している。

（10/27）

http://mytown.asahi.com/osaka/news02.asp?kiji=952