2004年10月26日(火) 20時40分

エステ経営者に賠償命令　「不当な高額、詐欺行為」（共同通信）

　両親名義の口座から預貯金を引き出させ、不当に高い施術料や化粧品代を支払わされたとして、大阪府の女性（４１）と両親が、エステティックサロン（破産）の元女性経営者に約４５００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、大阪地裁は２６日、約１７００万円の支払いを命じた。
　森宏司裁判長は「年間約２０００万円の売り上げの大部分は女性に対する施術料だった。経営者は不当な高額と認識しながら支払いを受けており詐欺行為と評価できる」として、女性が両親に無断で支払ったエステ費用の一部を損害と認定した。
　判決によると、女性は１９９５年からエステに通い始め、１本３０万円の化粧品を購入させられるなどし９９年に約２０００万円、２０００年には約１４００万円を支払った。　女性が「払えない」と告げても、経営者は「両親の財産から工面すればいい」と持ちかけ、女性は両親の口座から無断で預貯金を引き出すなどしていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041026-00000323-kyodo-soci