2004年10月25日(月) 11時41分
3億円の過払い返還求める 消費者金融20社集団提訴(共同通信)
消費者金融から金を借りた愛知県の主婦ら167人が、利息制限法の制限利率を超えて返済した過払い分の総額約3億700万円の返還を、大手を含む消費者金融計20社に求め、名古屋地裁に25日集団提訴した。
原告の代理人は「過払い返還の集団提訴としては最大級の請求額ではないか」としている。
原告は愛知県などに住む主婦や退職後の男性ら。各会社ごとに提訴し、原告3−50人が約5000円から約870万円の返還を請求している。多重債務者が多く、原告は延べ人数では285人に上る。
訴えなどによると、消費者金融各社は、利息制限法で認められた15%−20%を超える金利での借金返済を要求。原告側は「貸金業規制法が例外的に高利を認めるケースには当たらない」とし、返済しすぎた分を返還するよう求めている。
請求額が小さいケースが多く訴訟費用を節約するため集団提訴した。
(共同通信) - 10月25日11時41分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041025-00000055-kyodo-soci