2004年10月25日(月) 18時33分
「のむ中絶薬」のまないで 厚労省が警告、輸入制限も(共同通信)
国内未承認の「のむ中絶薬」がインターネットを通じた個人輸入で出回り、健康被害が懸念されるとして、厚生労働省は25日、医師の処方なしで輸入できないよう規制すると発表した。自己責任で輸入する薬へのこうした措置は異例。
日本産科婦人科医会などに対しても健康被害があれば保健所に報告するよう要請、実態把握に乗り出すとともに、ホームページにこの薬の「Q&A」を掲載し「ネットで入手して安易に使わないで」と呼び掛けた。
同省の発表によると、この薬はフランスで開発された「RU486」(成分名ミフェプリストン)。米国やフランスでは承認薬として医師の監視下で使われている。
国内では2、3年前から「息隠」という中国製品がインターネットの個人輸入代行業者のページで宣伝されるようになった。代金は中絶1回分で1万円程度。
(共同通信) - 10月25日18時33分更新
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