2004年10月22日(金) 12時01分
キャベツが1個598円 相次ぐ台風、食卓直撃(共同通信)
相次ぐ台風で生鮮食品の価格が高騰し、スーパーでは1個598円のキャベツも登場=21日午後、大阪市中央区
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関西や中四国では、相次ぐ台風で生鮮食品の価格が高騰。小売店や農家が「こんな値段ではとても売れない」と悲鳴を上げる一方、被災者を気遣い「みなで辛抱や」という声も聞こえてくる。
大阪、京都、兵庫の3府県で27店舗を展開するスーパー「ニッショー」(大阪府豊中市)は21日、特売のハクサイ4分の1を128円(通常298円)で販売。昨年は2分の1で128円だったという。
大阪市中央区のスーパーでは1個598円のキャベツも登場。近くでお好み焼きの屋台を開く江崎健雄さん(65)は「キャベツもネギも高い。量を減らすわけにもいかないし…。でも被害に遭った人のことを思うと、辛抱せな」という。
大阪市中央卸売市場では、昨年同時期に比べ卸値でレタス(茨城産)は6倍以上、ハクサイ(長野産)は4倍以上。関係者は「価格が完全に安定するには来春までかかるのでは」と心配する。
(共同通信) - 10月22日12時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041022-00000102-kyodo-soci