2004年10月22日(金) 18時19分
鈴鹿市の女性職員を懲戒処分 住民基本台帳情報の守秘義務違反(中日新聞)
【三重県】鈴鹿市は二十一日、地方公務員法の守秘義務違反で、保健福祉部の女性副主幹(41)を同日付で減給十分の一、一カ月の懲戒処分にしたと発表した。
市によると、女性副主幹は約二年前、娘と通学していた友人が引っ越しして一緒に通学できず心配していたため、住民基本台帳情報にアクセス可能な端末から、事実を確認した。娘の友人の住所や家族構成が分かる画面で、住所変更がないことを娘に話し、その内容が娘から漏れた。
情報を漏らされた子どもの母親から九月六日、市に対し「最近も女性職員の子どもから聞いたという別の同級生から、家族構成について指摘された」と抗議があり、市職員懲戒審査委員会が調査、処分を検討していた。
同市が職員を守秘義務違反で処分したのは記録がある一九七四年以降、初めて。市は個人情報を扱う職員に情報保護を徹底する研修に取り組むほか、住民基本台帳システム変更の際、アクセスした職員が分かる仕組みにしたいとしている。
(野呂 真聡)
(中日新聞) - 10月22日18時19分更新
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