2004年10月21日(木) 00時00分
家でネット 小中高生の4割(朝日新聞・)
県教委は20日の定例教育委員会で、県内の小中高生を対象に家庭でのインターネットの利用状況を調べた結果を報告した。6月に佐世保市で起きた小6女児殺害事件でネット上のトラブルが背景にあったことから、緊急に実施。家庭でネットを利用する子どもは約4割にのぼり、親がその実態をつかんでいない様子も浮きぼりになった。
8〜9月に小4、小6、中2、高2の男女各千人と、その保護者の計8千人を対象にアンケート形式で行った。児童、生徒3779人、保護者2537人が回答した。
家庭でネットを利用している子は39%。小6女児は37%で、上級生になるにつれて利用率も上がっていた。利用頻度は「毎日」と「2日に1度」が3割以上を占めた。毎日利用し、1日1時間以上ネットに向かう子も7・7%いた。
22%の子が掲示板への書き込みをしたと答えたが、保護者は8・9%しか知らなかった。全体の約半数の子が1人で利用していた。「親がいかに子どもとかかわっていないかということだ」と指摘する委員もいた。
県教委は年内にもネット使用の指導教材を作り、保護者が対象の研修も予定している。立石暁教育長は「これだけ大規模な調査は全国初だと思う。ネット利用指導の土台としてデータを役立てたい」と話した。
(10/21)
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news02.asp?kiji=4260
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