2004年10月21日(木) 00時00分
温泉10カ所、法違反(朝日新聞・)
全国で相次いだ温泉の不当表示問題を受けて県が県内の温泉利用施設の表示について調査した結果、温泉成分や禁忌症などを掲示せず、温泉法に違反している施設が10カ所にのぼっていることがわかった。温泉に水を加えて水増ししながら、表示していない施設も5施設あった。温泉法では、掲示しなかった場合、30万円以下の罰金と定めているが、県は悪質とは認められないことから、今回は是正指導にとどめる。
9月24〜30日、県が温泉利用を許可した施設のうち、旅館や公衆浴場、老人福祉施設やマンションなど56施設を調べた。
温泉法に違反しているとされた10施設では、症状を悪化させたり、適さない病名などを示す「禁忌症」の表示がなかった。このうち2施設は成分さえ掲示していなかった。成分を掲示していても、32施設が10年以上前の分析結果を掲示していた。
湯量不足で、加水しながら表示していなかった5施設はいずれも旅館や公衆浴場だった。中には8割も水道水を混ぜていた公衆浴場や、温泉をくみ上げるポンプの故障を放置し、加水していた施設もみられた。
(10/21)
http://mytown.asahi.com/shiga/news02.asp?kiji=4470
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