2004年10月21日(木) 20時01分
担当の後輩に「頼むよ」=輸入カボチャの産地偽装で−荷主会社のローヤル元係長(時事通信)
京都の輸入青果卸大手「ローヤル」と大阪市第3セクターの荷役会社「大阪港埠頭ターミナル」による輸入カボチャの産地偽装事件で、販売担当だったローヤル元広域営業部係長井上直彦容疑者(35)=不正競争防止法違反容疑で逮捕=が、後輩だった同社元野菜部主任豊田龍一容疑者(31)=同=に依頼し、ターミナル社に偽装を指示させた疑いのあることが21日、分かった。大阪府警生活経済課は、ローヤルがターミナル社を使って産地偽装を始めた経緯について、同容疑者らを追及し全容解明を図る。
ローヤルや関係者によると、井上容疑者はトンガ産カボチャをメキシコ産に偽装した2001年12月当時、小売りやスーパーなどを相手に販売を担当する広域営業部の係長だった。同容疑者は、荷役会社担当だった豊田容疑者に「頼むよ」などと話し、ターミナル社に対し輸入カボチャの産地偽装を指示するよう依頼した。
(時事通信) - 10月21日20時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041021-00000225-jij-soci