2004年10月20日(水) 00時00分
三菱自製の車全焼/走行中エンジンから出火全焼した三菱車。内部はシートが焼けただれ、骨組みがむき出しになった=秋田市金足岩瀬の国道7号で(朝日新聞・)
19日午後4時ごろ、秋田市金足岩瀬の国道7号で、同市内の測量士の男性(45)が運転する三菱自動車製の乗用車「デリカスペースギア」が走行中、車両から煙が出た。男性が気づいて停車した直後、エンジン部分から出火、車は全焼した。助手席には同僚の男性(24)も乗っていたが、2人ともけがはなかった。
秋田臨港署の調べでは、現場は、昭和男鹿半島インターチェンジ入り口付近。煙に気づいた男性が、約700メートル先の路肩に停車し、車両の下をのぞきこんだ際、エンジンルームの下付近から火が出ていたため、119番通報したという。駆けつけた消防署員が、約20分後に消し止めた。
三菱自動車広報部によると、車は96年1月に新車登録された。ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプの調整レバーの強度が不十分で、最悪の場合、衝撃を与えるとレバーが折れて燃料噴射量が増大し、エンジンの回転数が上がるという。このため同社は今年7月22日にリコール(無償回収・修理)を届け出た。
ただ、同広報部は「これが原因で出火するとは考えにくい」と説明している。
火災を起こした車はリコール個所について未修理だったという。
(10/20)
http://mytown.asahi.com/akita/news01.asp?kiji=6326
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