2004年10月20日(水) 16時07分
ガム広告訴訟グリコに軍配 「科学的根拠ある」と東京地裁(共同通信)
虫歯に効果がある甘味料キシリトールを配合したガムをめぐり、ロッテ(東京)が「根拠のない比較広告で損害を受けた」と、江崎グリコ(大阪)に10億円の損害賠償と広告差し止めを求めた訴訟の判決で、東京地裁は20日、ロッテの請求を棄却した。
判決理由で飯村敏明裁判長は「広告で示した実験データは科学的根拠があり、消費者の誤解を生むような内容でない」と指摘し、グリコの広告が不正競争行為に当たらない、と判断した。
判決によると、グリコは2003年5月に発売したガム「ポスカム〈クリアドライ〉」の新聞広告やテレビCMで、初期の虫歯を元に戻す「再石灰化」効果について「一般的なキシリトールガムに比べ約5倍の再石灰化効果」と宣伝した。
(共同通信) - 10月20日16時7分更新
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