2004年10月20日(水) 00時50分
自作合鍵でコインロッカーからカード、数千万稼ぐ(読売新聞)
大阪市天王寺区のJR天王寺駅構内にあるコインロッカーから他人のキャッシュカードを盗み、現金を引き出したとして、天王寺署と鉄道警察隊は19日までに、同市城東区諏訪4、無職水木嘉朗容疑者(40)を窃盗容疑で逮捕した。
水木容疑者は「昨年3月から他の駅でも犯行を繰り返し、計数千万円を稼いだ」と供述している。
調べでは、水木容疑者は、昨年10月30日夕、同駅構内のコインロッカーを自作の合鍵で開け、大阪府貝塚市内のパート女性(62)のバッグからキャッシュカードを抜き取り、近くの現金自動預け払い機(ATM)で預金の一部、38万円を引き出した疑い。発覚を遅らせようと、カードを元通りに戻しており、11月に入って盗難に気付いた女性が、被害届を出していた。
今年7月、鉄道警察隊員が、同駅のロッカー付近を歩き回っていた水木容疑者を職務質問、合鍵十数個を持っているのを確認した。その後の捜査で、ATMの防犯カメラの映像と同一人物であることが判明し、9月末に逮捕していた。
奥まった位置にあり、預けやすい中段のロッカーを狙って合鍵を作っていたといい、自宅からは、ヤスリなどが押収された。
(読売新聞) - 10月20日0時50分更新
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