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2004年10月19日(火) 00時00分

性犯罪で保護の少女 中学が高校上回る 『出会い系』が一因 東京新聞

 県内で性犯罪に巻き込まれた中学女子生徒が、高校女子生徒を上回っていることが十八日、県警少年課の調べで分かった。携帯電話の低年齢層への普及で、出会い系サイトなどを通じ、被害に遭うケースが増えたとみている。

 性関係の四犯罪(県条例違反、児童福祉法違反、児童買春、売春防止法違反)の被害者として保護された少女は八月末で五十人。昨年同期比十二人、31・6%の増加。このうち、中学生は二十二人(昨年同期比二十二人)、高校生十三人(同七人増)、有職六人(同四人増)、無職九人(同三人増)。以前は女子高校生の被害が多かったが、中学生が逆転した。

 同課は、中学生が興味本位で携帯電話などから出会い系サイトに接続し、被害に遭う例が増えたのが一因とみている。県警ホームページでは、出会い系サイトの掲示板に十八歳未満の少女を不正に誘引する言葉を書き込めば、罰金が科されることを表示。学校と連携した非行防止教室で性犯罪の危険を訴えるなど、食い止めに懸命だ。

 同課は「子どもたちはアダルトサイトに書き込む大人のまねをしてしまう。周りの大人が子どもと密にコミュニケーションを取り、行動に気を付けてほしい」と話している。

 県警少年課は十八日、県青少年保護育成条例違反の疑いで、高崎市貝沢町、アルバイト平野哲容疑者(20)を逮捕した。調べでは、平野容疑者は八月三日午後三時ごろ、高崎市内のカラオケボックス客室内で、出会い系サイトで知り合った多野郡内の中学二年女子生徒(13)が十八歳未満であることを知りながら、みだらな行為をした疑い。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20041019/lcl_____gnm_____001.shtml