2004年10月18日(月) 20時41分
犯罪関与の取引情報不明に 金融庁、２カ月も未報告（共同通信）
金融庁は１８日、組織犯罪処罰法に基づき、２つの金融機関から７月末に郵送で提出を受けたマネーロンダリング（資金洗浄）などの犯罪が疑われる取引情報について、保存したフロッピーディスク２枚が所在不明になったと発表した。うち１枚に個人情報１件が含まれていたが、外部に漏れた形跡はないとしている。
同庁内では８月上旬に所在不明が発覚していたが、上層部には２カ月以上も報告されなかった。五味広文同庁長官は「金融機関の監督を行う立場で、このような事件が発生したことは誠に遺憾」と陳謝。監察官による事実関係の調査を踏まえ、庁内処分を検討する。
金融機関には犯罪への関与が疑われる取引情報を、金融庁に提出することが義務付けられている。同庁は情報を精査、必要に応じて捜査当局に通報する。
（共同通信） - 10月18日20時41分更新
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