2004年10月18日(月) 23時33分
<ダイキン>エアコン室外機 64万台を無償点検、修理へ(毎日新聞)
エアコン大手のダイキン工業は18日、95年1月から98年3月に製造・販売した家庭用エアコンの室外機64万台について、発煙・発火する可能性があるとして、無償点検と修理を実施すると発表した。電子部品を取り付けた基板のハンダの量が少く、火花が散る恐れがあるという。同社がこの期間に製造した室外機の約3割に当たり、52万台が現在も使用されているとみられる。
ダイキンによると、99年12月から今年1月の間に10件の発煙発火事故が発生した。7件は内部が焦げ、残る3件は室外機の外枠の一部が熱で溶けたという。家屋への延焼はなかった。同社は00年2月には原因を把握したが「軽微な事故」として個別の対応にとどめていた。今年に入って品質強化作業を一段と進めており、無償の点検などが必要と判断した。同社は「当時の認識が甘く、重大な火災につながるとの認識がなかった」と釈明している。
サービス担当者が訪問し点検・修理する。19日から専用電話(0120・330・696)で問い合わせなどを受け付ける。【久田宏】
(毎日新聞) - 10月18日23時33分更新
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