2004年10月16日(土) 12時48分
全頭検査、過半数が継続 BSE対策で緊急調査(共同通信)
生後20カ月以下の若い牛を牛海綿状脳症(BSE)検査から除外する政府方針に対して、全国の都道府県のうち過半数に当たる25道府県が全頭検査を自主的に継続する意向であることが、共同通信が実施した緊急調査で16日分かった。
「未定」の21都府県の多くも大勢に追随する可能性が高く、日本の全頭検査は当面実質的に継続となることが確実な情勢だ。消費者の不安を背景に、自治体が慎重な姿勢であることを裏付けた。
調査は、厚生労働省と農水省が全頭検査の緩和を盛り込んだBSE国内対策の見直しについて内閣府の食品安全委員会に諮問した15日に実施。県内に食肉処理場を持たない福井県以外の46都道府県が回答した。来春ごろの実施とみられる国の全頭検査緩和と同時に、若い牛を検査除外にするという自治体はゼロだった。
(共同通信) - 10月16日12時48分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041016-00000071-kyodo-bus_all