2004年10月15日(金) 11時45分
デート商法被害で賠償命令 自殺との因果関係認める(共同通信)
息子が自殺したのはデート商法で高額な宝石を買わされ多額の債務を負ったのが原因として、仙台市の男性=当時(25)=の両親が宝飾品販売会社「デパール」(東京)などに慰謝料1000万円を求めた訴訟で、仙台地裁は15日までに、同社などに600万円の支払いを命じた。
小野洋一裁判長は「女性従業員が親しげに話すことで男性は良い気分になり、見えを張ったりして、契約を締結してしまう雰囲気にのみ込まれ、商品の購入を断れなくなった」とデート商法を認定。
「クーリングオフを撤回させようとしたことも含めた一連の行為が不法行為だ。男性が精神的に追い込まれて自殺するかもしれないと予見することは可能だった」として自殺との因果関係を認めた。
(共同通信) - 10月15日11時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041015-00000112-kyodo-soci