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日本プロ野球組織(NPB=日本野球機構)への新規参入を申請しているIT関連企業ライブドア(堀江貴文社長)、楽天(三木谷浩史社長)に対する2回目のヒアリング(聴聞会)が14日、東京都内のホテルであり、インターネットの成人向けサイトに対する質問がライブドアに集中した。「公共財としてふさわしい企業、球団か」という審査項目があり、審査に大きな影響を及ぼす可能性がある。
ヒアリングは財務状況や事業内容に関する質疑応答が中心だった。その中で、両社が運営するインターネットのサイトから成人向けサイトにつながることが指摘された。楽天は、クレジットカード決済を導入して、本人の年齢確認などを厳密にしているとし、「青少年が見られない仕組み」と説明した。一方、ライブドアは「違法画像を含むサイトを見つけたら排除しているが、いたちごっこ。インターネットのサービスをやる以上、現状では(対応は)難しい」とした。安易に接続できる手続きやサイトの内容の違法性、青少年への影響などについての指摘や質問が出た。
また、質問に答える形で、ライブドアは民事、刑事とも係争中の事案があることを明らかにした。一方の楽天は「係争中の事案はない」とした。
楽天、ライブドアの順で、NPBの審査小委員会(委員長=豊蔵一セ・リーグ会長)の委員5人の質問に、各約1時間半ずつ答えた。ヒアリングはこの日で終了。それぞれへの質問書に対する返答、監査法人の報告などを加味し、小委員会として審査報告書をまとめ、26、29日の実行委員会を経て、11月2日のオーナー会議で新規参入企業が正式に承認される見込みだ。(10/14 21:23)