2004年10月15日(金) 17時01分
全頭検査緩和を諮問=20カ月以下の牛除外(時事通信)
BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)の全頭検査見直し問題で、政府は15日、生後20カ月以下の牛の検査除外などを盛り込んだ見直し案を、内閣府の食品安全委員会に諮問した。食品安全委の答申までには数カ月かかる見通しで、検査見直しの実施は来春以降となる。
厚生労働省は3年間の経過措置として、自治体が独自に行う若齢牛の検査を全額助成する。すべての自治体が検査を希望する可能性が高く、国内の全頭検査体制は実質的に継続される。これにより、検査対象から除外される20カ月以下の輸入牛肉との間に「二重基準」が生じ、混乱が起きる可能性がある。
(時事通信) - 10月15日17時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041015-00000970-jij-soci