2004年10月14日(木) 17時35分
オレオレ詐欺にご注意 防犯教室で寸劇−−清水署 /高知(毎日新聞)
清水署は13日、土佐清水市幸町の市立中央公民館で「防犯教室」を開き、全国で被害が広がる『オレオレ詐欺』の寸劇などを披露し、注意を呼びかけた。
息子や孫を装い、交通事故に遭ったなどと電話し、金をだまし取る「オレオレ詐欺」は昨年度、全国で4300件、被害額は約43億円に上っている。清水署などによると、県内では昨年10月から多発し、今年9月末現在、53件で1億円を超す被害があり、昨年1年間の約12倍の被害額となっている。被害者は女性が多く、被害の最高額は1000万円という。
防犯教室は11日から始まった全国地域安全運動の一環で、地域安全アドバイザー、地域安全推進員、市街地婦人会、市民ら約40人が参加した。
県警の岡上稔・地域安全対策推進係長が「オレオレ詐欺」の被害の実態などを説明。岡上係長と地域安全アドバイザーが携帯電話を使い、「交通事故を起こした。示談にしたいので金を振り込んでほしい」と言葉巧みに金を振り込ませようとする寸劇を披露した。
参加者の中には、「オレオレ詐欺」とみられる電話を受けた人が4人もおり、岡上係長は「電話を受けたら、詐欺に遭わないように、まず家族などに連絡して対処してほしい」と話していた。【真明薫】
10月14日朝刊
(毎日新聞) - 10月14日17時35分更新
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