2004年10月13日(水) 20時45分
<三菱ふそう欠陥>新たに人身事故1件(毎日新聞)
三菱ふそうトラック・バス製バスの非常口横座席が前に倒れる欠陥で、今年8月に岩手県内を走行中の観光バスでも人身事故が起きていたと同社は13日発表した。この欠陥によるとみられる人身事故は15件、けが人は計28人となった。国土交通省は全国の路線バスに同座席を使わないよう指導している。同社は11月までにリコール(回収・無償修理)作業を終わらせるよう急ぐ。
発表によると、同県紫波町の国道4号で観光バスが急ブレーキをかけた際、非常口横座席が倒れ、女性客が前の座席に頭を打ち2週間のけがをした。一方、これまで人身事故15件とされていたが、今年4月に横浜市内であった神奈川中央交通のバスの人身事故は接触事故が原因で、座席の欠陥と関連がないことが判明した。
また三菱ふそうはこの日、一連の45の欠陥隠しのうち4欠陥のリコールを国交省に届け、届け出済みは38となった。対象台数は計1万1747台で、人身事故2件と火災6件が起きている。【武田良敬】
(毎日新聞) - 10月13日20時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041013-00000116-mai-soci