2004年10月13日(水) 21時01分
三菱欠陥バス事故、岩手でも…女性乗客が負傷(読売新聞)
三菱製大型バスの座席部品欠陥を巡り、三菱ふそうトラック・バス(商用車部門が分社)は13日、欠陥公表後の今年6月以降に、新たに岩手県で1件の人身事故が発生していたことを明らかにした。
また、すでに公表した事故のうち、今年4月に神奈川県で発生した1件は、欠陥によるけが人がいなかったとして、この欠陥が原因の人身事故は全国で計15件、けが人は計28人と修正した。
三菱ふそうによると、新たに判明した事故は、岩手県紫波町で今年8月に発生。観光バスが急停止した際、非常口横の座席が前に倒れ、60歳代の女性客が頭を打ち、2週間のけがをしたという。
同社は、リコール(回収、無償交換)対象車のうち、バス事業者が使用している計約2万8000台について、10月末までに7割の改修を終わらせるとしている。
一方、同社は13日、計45件の「欠陥隠し」のうち、大型トラックや中型バスの車軸部品など4件の欠陥で、国土交通省にリコールを届け出た。対象は1983年から今年にかけて製造した計約1万1700台。4件の欠陥では、人身事故が2件起きたほか、物損事故や車両火災が計7件発生している。リコールが済んでいない欠陥は、残り7件となった。
(読売新聞) - 10月13日21時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041013-00000111-yom-soci