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インターネット上で1カ月間公表し、意見を募った上で最終決定。地方自治体などはこれに基づき、違反広告などを監視指導することになる。
ダイエットブームで科学的な根拠がよく分からない商品が出回る中、厚労省は国立健康・栄養研究所に初めてダイエット食品の実証実験を依頼。研究所が9月までに9種類の商品を動物実験で調べた結果、いずれも脂肪分を包み込むような効果は確認されなかった。
指針案の対象は、難消化性炭水化物が主な原材料で、食事で摂取した脂質や炭水化物をゼリー状にして包み込むとされる食品。ビーカー内の水に浮かべた油分が固まる様子を写真で示して宣伝している商品もある。
指針案は、違反広告の例として「食べた脂肪分を乳化、同時にミセル化して腸吸収を80%ブロック」「摂取しすぎた脂質と糖質を包み込み、便と共に対外に排せつ」「マヨネーズを水に溶かして実験! 脂質の90%、カロリーの70%を包み込む」などを挙げている。
ただ、行政対応の際、今回の実験がダイエット効果すべてを検証したわけではなく、動物実験結果だけである点にも留意するよう求めている。
ZAKZAK 2004/10/13