2004年10月11日(月) 17時52分
日本の無規制、一番ひどい サリドマイド復活国際会議(共同通信)
1950−60年代に手足の短い赤ちゃんが生まれる薬害を引き起こしたサリドマイドが、多発性骨髄腫やハンセン病の治療薬として再び使用され始めたことを受け、世界各国の被害者が11日、東京都内に集まり、新たな薬害防止を考える国際会議を開いた。
会議にはスウェーデン、カナダなど7カ国の被害者や家族ら計約50人が参加。かつての薬害を教訓に、各国とも政府や製薬会社が厳しいルールを定めて使用を認めている現状が報告された。
日本では薬事法の規制を受けない個人輸入で年間50万錠以上が持ち込まれており、間宮清・財団法人いしずえ(サリドマイド福祉センター)事務局長は「ルールなしで使用している日本は一番遅れている」と話した。
(共同通信) - 10月11日17時52分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041011-00000072-kyodo-soci