2004年10月10日(日) 00時00分

中国株取引にネット業界注目 （東京新聞）

　インターネット証券業界で、中国株の取引に注目が集まっている。最大手の松井証券が取り扱いを検討しているほか、参入済みの楽天証券も取引時間を延長するなど、新規参入やテコ入れの動きが活発化している。各社は「成長性への投資」（松井証）をうたい文句に、中国株の取引を大きな収益源にしたいという。

　松井証は参入への布石として、中国株専門のネット証券会社、ユナイテッドワールド（ＵＷ）証券に資本参加した。一日に数十回も株式売買を繰り返すデイトレードだけでなく、「選択肢の一つとして、成長性に投資する商品があってもいい」（社長室）としており、年明けにも取り扱いを始めたい考えだ。

　一方、約二年前から中国株を取り扱っている楽天証も、これまで香港証券取引所の大引け十五分前に締め切っていた注文の受け付けを、十八日から終了時間まで延長したり、成り行き注文も可能にしたりするなどサービスを大幅に拡充する。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20041010/mng_____kei_____000.shtml