2004年10月09日(土) 17時01分
オレオレ詐欺、架空請求被害防止 徳銀がATM画面で注意 /徳島(毎日新聞)
◇四国や近畿含め、全207台に導入−−赤、青の大文字でメッセージ
県内でも激増しているオレオレ詐欺や架空請求の被害防止のため、徳島銀行(本店・徳島市富田浜1、柿内慎市頭取)はこのほど、現金自動受払機(ATM)の画面で、注意を呼びかける取り組みを始めた。今月末までに、県内や四国他県、近畿の全207台に導入する。
振込選択画面に「ご注意ください!」「被害が増えています」などのメッセージを表示する。高齢者でも気づきやすいよう、赤や青の色付きの大きめの文字を使った。同行は「窓口と違って、行員が不審を見抜けない機械の欠点を補えると期待している。表示を見て、もう一度冷静に確認をしていただければ」と話している。
県警によると、県内の昨年1年間のオレオレ詐欺被害は11件約1500万円。今年は8月末までで既に44件約8900万円。孫を装うもののほか、「息子が事故を起こした」「万引きした」と示談金を要求する場合など、手口も多様化しているという。架空請求の被害も昨年1年の7件400万円から、今年は8月までで34件2800万円に上っている。【中村敦茂】
10月9日朝刊
(毎日新聞) - 10月9日17時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041009-00000216-mailo-l36