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2004年10月09日(土) 14時32分

「オレオレ詐欺撲滅ソング」 仙台の演歌歌手ら制作河北新報

 おれおれ詐欺の防止に一役買おうと、演歌歌手鴻巣巧一さん(42)=仙台市太白区長町南4丁目=らが「オレオレ詐欺撲滅ソング」を作った。身内を装った犯人からの現金振り込み要求を受けた家族が、犯人と掛け合いをしながら被害を免れる内容。標準語のほか、仙台弁のバージョンがある。月内にもCD化される予定で、関係者は都道府県警に贈り、全国のお年寄りらに防犯意識を高めてもらう考えだ。

 撲滅ソングは演歌調のメロディー。歌詞では、犯人が「もしもしオレだよ オレなんだ」と身内のふりをして電話をよこす。交通事故の示談金を振り込ませようとするが、家族は「孫の名前はオレじゃない」と冷静に対応し、被害を防ぐ。曲は約4分。仙台弁バージョンは、被害者の多くを占める高齢者の耳にも、スムーズに入るようにと取り入れた。
 家族の役を鴻巣さんが担当、犯人役は、鴻巣さんの知り合いでアマチュアバンドのボーカルをしている泉区の会社員高橋英博さん(31)が務めた。

 曲の制作は、宮城県警河北署の及川信穂署長が発案した。被害の急増に危機感を抱き、知人の太白区の作詞家さくま詩穂里さん(64)に曲作りを依頼。さくまさんの呼び掛けに鴻巣さんと高橋さん、青葉区の作曲家斉藤常雄さん(55)が賛同し、制作に加わった。

 鴻巣さんらは、18日に青葉区の市広瀬文化センターで開かれる全国地域安全運動県大会で曲を披露する。CDは手始めに100—200枚作製。都道府県警には無償で配り、その後は1枚500円程度で普及させたいという。鴻巣さんは「曲が普及し、被害が減ればうれしい」と話している。

 おれおれ詐欺の被害額は全国で今年、8月までに100億円を突破した。宮城県でも1—9月で、前年同期の約18倍の計約2億3900万円に上っている。

<オレオレ詐欺撲滅ソング(仙台弁バージョン)>
(いやーいや まいったなやまずー)
(おじゃくさん なぬがあったのすか)

もすもすオレだよ オレだっちゃ
オレだオレだよ オレだっちゃ (ほれ)
こうつうずごに なったべや
すぐにぜにこが すずようだ(ほれ)
オレのこうざさ ふりごんで

ほんなどぎには ちょっとまで(まで)
ちょっとまで まで ちょこっとまで(まで)
孫のなめえは オレでねす
しぇがれのなめえも オレでねす

オレだ オレだよ オレだっちゃ

あので このでの くずぐるま
あんだは のしぇらって いねえすか

オレオレオレ詐欺 ぼぐめずショング
オレオレオレ詐欺 ぼぐめずショング
(歌詞は原文のまま)
(河北新報) - 10月9日14時32分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041009-00000013-khk-toh