2004年10月08日(金) 00時00分
BSE全頭検査 県独自に継続する方針(朝日新聞・)
国が牛海綿状脳症(BSE)の全頭検査から生後20カ月以下の牛を除外するよう検討している問題で、県は7日、県独自に全頭検査を継続する方針を決めた。
県生活衛生課によると、県が生産者や消費者、専門家らを集めた「食の安心・安全確保懇話会」の委員に問い合わせると、全頭検査継続を求める声が相次いだため、検査対象の見直しは消費者らの理解が十分に得られていないと判断。食の安心確保のため、当分の間の継続を決めたという。
昨年度の県内の牛処理頭数は6330頭。4〜8月に県内で処理された2472頭のうち、20カ月以下の牛は79頭で全体の3・2%だった。
全頭検査は岩国健康福祉センター玖珂支所と宇部健康福祉センターの2カ所で行われ、年間費用は約3600万円。すべて国の補助金で賄っているが、20カ月以下の牛が国の検査対象から外れると、全頭検査を継続する場合、120万円程度の検査費用を県が負担することになるという。
(10/8)
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news02.asp?kiji=4571
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