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牛海綿状脳症(BSE)対策の見直し案をめぐっては、和牛産地を地盤とする同党議員らが強く反発。両省は日米協議入りに必要な内閣府・食品安全委員会への諮問すらできずにいる。
反対議員をなだめるため、両省は全頭検査を解除後も、継続を希望する自治体には一年程度、対象外の牛の検査費用を補助し続ける“手みやげ”案を検討。
ところが、今度はこの打開策に公明党がブーイングを浴びせた。
「あなたらには将来ビジョンがないんじゃないか」「何を考えているのか分からない」。七日夕、国会内で開かれた同党のBSE会合では、厳しい意見が相次いだ。国内外で同一基準を言いながら、それを自ら否定し、消費者を混乱させることになるからだ。
日米間が慌ただしくなるにつれ、カレンダーをにらみながら協議入りの環境づくりを焦る両省。
その迷走ぶりに、米農務省に太いパイプをもつ自民党幹部からは「こんな状態では、かえって解決を遅らせる」と、決着を十一月の米大統領選後に延ばすべきだとの声も起きてきた。 (山川剛史)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20041008/mng_____kei_____003.shtml