2004年10月07日(木) 16時10分
探偵かたり、個人情報秘匿と引き換えに金を要求 すでに24件、被害は無し /秋田(毎日新聞)
探偵をかたり調査したとする個人情報の秘匿と引き換えに金を要求する文書が9月下旬から県内の民家に相次いで届いている。県警が確認しているのは6日現在で24件。いずれも受取人が不審に思い支払いには至っていない。県警広報広聴課は「おかしいと思ったらまず警察に連絡してほしい」と呼びかけるとともに、恐喝未遂の疑いもあるとみて調べている。
同課によると、文書は探偵の女を名乗り「ある方から依頼されて、過去の異性関係や親類の犯罪歴を調べた」と書き出している。情報の扱いは「受取人次第」とした上で、文書の訂正料と称して38万円を提示し、記載されたメールアドレスに連絡を要求する。最後に「あなたの生活パターンは十分わかっているので、しばらく監視させて頂く」と記している。
封筒のあて名は手書きで、中のA4判文書はパソコンで作成されたとみられる。消印はいずれも秋田市内の特定の郵便局で、大半が県央、県南に届いた。受取人は男女40代以上が中心で、受取人に表面上は関連性はないという。【津村豊和】
10月7日朝刊
(毎日新聞) - 10月7日16時10分更新
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