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■1—8月 早くも昨年の倍以上
今年一−八月の被害総額は、昨年一年間の約四十三億二千万円を大きく上回って百億円を超えた。「アダルトサイトの料金が未払いだ」と架空の事実を書いた文書を送るなどして金をだまし取る「架空請求詐欺」も急増。今年一−八月の被害総額は約三十二億五千万円となった。
今年一−八月のおれおれ詐欺の被害者を年齢、性別で見ると、五十代の女性が22%で最も多い。次いでいずれも女性で四十代、六十代、七十代の順だった。「被害者の多くは高齢者」とのイメージとは違い、主婦層が幅広く狙われていた。
犯行グループには夫、息子、孫といった偽の身内以外に、弁護士や警察官などの偽者も登場。だましの手口が巧妙化している。
警察庁の漆間巌長官は五日に開かれた全国捜査関係課長会議で、身近な知能犯の取り締まりについて「被疑者グループを徹底検挙し、犯罪の拡大防止を図ってほしい」と指示した。
おれおれ詐欺をめぐっては、犯行のほとんどで料金先払いのプリペイド式携帯電話が利用されていたことが分かっており、業界最大手のNTTドコモは「社会的な問題点を多く抱えている」などとして廃止の方向で検討している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20041007/mng_____sya_____002.shtml