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海外に住む日本人が、日本に置かれたテレビを遠隔操作して日本の番組を録画し、手元のパソコンにダウンロードして見ることができる——。そんなサービスを展開している会社に対し、NHKと在京キー局5社が同サービスの差し止めを求めた仮処分申請で、東京地裁は7日、申請を認める決定をした。
この会社は「エフエービジョン」(千葉県松戸市)。主に海外在住の日本人向けに昨年9月にこのサービスを始めた。
契約者ごとに1台ずつテレビチューナー付きパソコンを販売し、本社事務所内に設置。テレビアンテナにもつなぐ。海外にいる各利用者は、自分のパソコンにネット経由で接続して録画を予約。録画データをネット経由でダウンロードし、海外の自分の手元のパソコンで見る仕組みだ。
各局は連名で7月30日に仮処分を申し立てた。「エフ社が主体となって番組を複製し、利益を得ている。法律では個人で楽しむ限度で複製が許されているが、それにあたらない」と主張し、エフ社側は「利用者が自分の所有するパソコンで自分が望む番組を録画しているにすぎず、違法ではない」と反論していた。(10/07 23:29)