2004年10月07日(木) 22時58分
弁護士名乗って「おれおれ詐欺」、7月以降被害急増(読売新聞)
弁護士などを装って、裁判所に来るように電話をかけ、保釈保証金や罰金の名目で金をだまし取る裁判所版「おれおれ詐欺」の被害が相次いでいることが7日、分かった。被害額は東京地裁が確認しただけで計1850万円に上り、同地裁は「不審な電話があったら、裁判所や弁護士会に相談して」と注意を呼びかけている。
同地裁によると、多いのは、「弁護士」を名乗る男が40歳代から50歳代の人に、「息子さんが交通事故を起こした。罰金を振り込めば簡易裁判所で息子に会える」などと電話をかけてくるケース。同地裁に寄せられた相談はこれまで毎月1件程度だったが、今年7月以降は計17件と急増。うち6件で、実際に金をだまし取られる被害が出ている。
中には、「保釈金を払わなければ『交通裁判所』に収監される」と、実在しない裁判所の名前を出して金をだまし取ったケースもあったという。
(読売新聞) - 10月7日22時58分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041007-00000114-yom-soci